樋門(ひもん)とは

水門との違いは、桶門は堤防の下にトンネルを通しますが、水門は堤防を分断し完全な開水路で通り抜ける構造である点が異なります。

河川から農業用水などの取水や堤内地(居住地や水田)の水を河川に排水することを目的とした施設のことで、堤防の中にコンクリート製の水路を通し、さらに逆流防止ゲートが付いた施設です。
川の水位が洪水で高くなった時に堤防の堤内地(居住地や水田)に水が逆流しないようにゲートを作り洪水対策として設けるものです。
同じ機能をもつものに樋管(ひかん)がありますが、構造的に両者は区別がなく、一般に大きいもの(箱型)が樋門で、小さいもの(丸管)を樋管と呼びます。

水門との違いは、桶門は堤防の下にトンネルを通しますが、水門は堤防を分断し完全な開水路で通り抜ける構造である点が異なります。

特徴

以下のような特徴があります。
・仮設工期の短縮により、コスト縮減が可能である。
・現場作業を大幅に省力化することができ、施工の効率化が図れる。
・工場製品であるため、構造物の品質向上か図れる。
・現場打ちホックスに比べて軽量であり、軟弱地盤では有利である。
・製品長1 ℃~20n1程度を連結して樋門を構果するため、現場打ち樋門に比べて地盤変形に追随しやすく樋門の安定を図ることができる。